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:2007:01/30/00:51  ++  "It" と呼ばれた子…のカバーについて

相変わらず今さら、なものについて書きます。
というか流行りものは沢山のひとが書くのに任せます。
…といいつつコレは昔の流行りものですよね、確か(苦笑)
普段はこういうの読まないんですが、薦められて試してみました。

文体は非常にあっさりしててベストセラーってこんな感じかと。
でも児童虐待(しかも常軌を逸したような)という重くなりがちなテーマを、
そして多くの人に読んでもらうにはこれくらいが良いのかもしれませんね。
電車から見える暖かそうな街の灯りの中にもこういった狂気が潜んでいることも…
そう思わせるリアリティーはありました。

ただですね、このカバーに少し違和感があるのです。
とてもいたいけな表情をした男の子が写っているのですが、可愛すぎませんか?
虐待が始まったのは4,5歳とありますからギリギリ範囲に入るかもしれませんが、
虐待から保護されたのは小5、しかも1年目を落第しているのでだいたい12歳。
ガスコンロで焼かれたり、洗剤を飲まされたりと壮絶な体験を隠さずに話す、
そこにこの本のリアリティーがあるのにカバーはあくまでソフトに上目遣いで訴えるのです。

もちろんだからこそベストセラーになったんでしょう。
しかし、こうした罪のない(あるいはより悪質な)すりかえがマスプロダクトには溢れています。
例の「あるある」に繋がるパッケージングがここに見え隠れしてる、
そう言っては言いすぎでしょうか。

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