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:2006:12/22/01:16 ++ 続いて
今度は100年前の話。
…とはいっても正確にはずれますが。
トニオ・クレーゲル、僕の大好きな本の一つです。
非常に精緻・巧妙に練り上げられた結晶のようなマンの文章ですが、確かに現代的とは言えませんね。
ただ、14歳の時にこれを読んだ僕はガツンとやられてしまい、以来心に焼き付いています。
物語の構成にも細心の注意が払われています。
同じモチーフが形を変えて繰り返し現れる、音楽的な感覚を受けるのです。
こういったクラシックなタイプの小説はもう(売れないので)出ないんでしょうね。
非常に残念です。
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